長時間労働者面接指導とは、その名の通り、長時間の作業に従事してみえる社員に対し、健康状態を把握する為に行われます。労働安全衛生法にて、指導が義務付けられており、主目的は脳・心臓疾患の予防です。また、面接指導の際にはうつ病などの精神疾患の発症を予防するため、メンタル面にも注意する必要がございます。逆に申しますと、長時間の労作暴露にて前述の疾患の罹患リスクが有意に上昇してしまうのです。
全ての企業(就業者50名未満も)が対象となり、週40時間を超える労働が1か月当たり100時間を超える方、かつ、疲労の蓄積が認められる時に、労働者の申出があった際、その必要性が発生いたします。
例えば、下記の様に計算されます。
1か月の時間外・休日労働時間数の算定方法
1か月の総労働時間数-(計算期間1か月間の総暦日数/7)×40
ちなみに1か月の総労働時間数は
労働時間数 + 延長時間数+休日労働時間数
未病の段階で対処することが医療においてはコストパフォーマンスが高いアクションですし、企業の財産(社員)を守る手段としても同様の事が言えるのではないでしょうか。